公共交通機関に携わる職種としては、事故防止は最も重要な要素です。工事運転事故、傷害事故、交通事故 そして溶接不良の再発防止には神経を研ぎ澄まし、確認会話とWチェックで対処しています。 毎月のミニ災防協では東鉄工業株式会社各支店主催で開催される拡大線路安全会議の資料を当社で集約し、 コロナ禍の状況を考慮し、当社本社会議室で数回に分けて全員が受講しています。 その後は、中星レール溶接独自に当日受講した内容を自社に見合った内容に噛み砕いて、 作業員全員に具体的に説明し、意見交換を行っています。
会社の出入口には新型コロナ感染対策として検温消毒ディスペンサーを設置しています。 消毒専門業者が使用する室内・車内消毒用の電動噴霧器も備えており、 新型コロナ感染対策には万全を期しています。
工場内は使用器具・使用機材・使用材料等をしっかり整理整頓しています。 溶接材料は溶接するレールの種類、材質によって違うので、万一間違えると当日の施工ができなくなり、 関係各所に大きな迷惑をかけることになりますので、整理整頓はとても重要です。
日々の打ち合わせについては施工打ち合わせ表により、当日の溶接作業のレール種別を確認し材質に応じた溶接機材・ 溶接材料・その他消耗品を工場長が主体となり、チェックリストをもとにWチェック体制で工事用車両に積み込んでいきます。
出発前には作業分担等の点呼を行い、現場点呼ではレール溶接作業責任者が現場レイアウトに基づいて、 注意事項・詳細な作業内容を説明し、さらに要注カードにて注意喚起を行っています。 またガス圧接機の使用頻度等により、その品質が確保できているかを確認するために、約500口施工経過後毎にテストピース(TP)を 2本作製しその仕上がりや検査後にレール曲げ破断機で破断荷重とたわみ、破面の評価をし品質確認を行っています。